気功健康法⑨ 気功と未病

 「未病を治す」。古くから気功の効能を説明した言葉ですが「未病」とはどのようなものでしょうか?二十一世紀の現代に生きる私達は、科学の急速な発達に依る様々なストレスに影響を受けています。精神的にも肉体的にも病気の一歩手前「未病」状態の人が増えています。疲れ易い、肩こり、頭痛、不眠、目の疲れ、風邪をひきやすい等々の症状が表れてきます。

 本来、人間は免疫力によって外敵の侵入に備えています。しかし、「未病」の状態ではこのシステムが機能できずに病気に負けてしまいます。気功治療は治療院で気功師から受けるものと思われている方がいます。然し、気功健康法の本来の目的は自ら正しく鍛錬を重ねて乱れた身体のバランスを取り戻し免疫力・自然治癒力を強くすることです。

 練習を積み重ねていくと、日常の生活の中でどこでもいつでも練功できるようになります。移動中の乗り物の中で、歩行中、テレビを見ながら、気功の習慣を身につける事で病気に負けない健康な体が作られるのです。精神活動が活発になり情緒が安定する。大脳皮質の活動が活発になり集中力が増し脳の老化を防ぐ。新陳代謝が活発になり免疫物質が増える等が最新の研究で明らかになっています。気功の鍛錬は、老化予防、延命の効果があるのです。

 私の親友の路京華中医師が二月の末に中国・広州に医療の現状視察に行ってきました。今日中国で一番近代化が進んでいるのが広東省です。広東省の大きな中医病院には、昨年三月から「未病治療センター」が設置され病気の前段階、未病段階時から診断・治療を行っていたそうです。「未病先防」を掲げ①体質分類②カウンセリング③専門家のアドバイスが行われています。まさに中国数千年の伝統医学が今日の時代にも最先端医療として注目されているのです。物質的先進国日本で「治未病」医学の重要性を再認識したとの事です。「自分の健康は自分で作る」あなたも気功健康法を始めませんか?

2008年3月24日
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