男性機能障害②
今年の5月に研修してきた「天津中医男科医院」の「曹開鏞」老師の治療に於ける基本方針は「全ての男性に元気を届け、それぞれの家庭をもっと幸せに!」と云うものでした。中国でも男性不妊症の患者は年々増加が続き、特に30代~40代の若い年齢層で深刻な問題になっています。男性不妊症には乏精子症、精子無力症、無精子症、精液減少症、精子奇型症、精液の液化障害、精子死滅症など精液の異常に依るものと性欲低下、インポテンスなど性機能障害があります。
曹老師はどのような症状に対しても、中国医学の伝統的な処方に基づいて開発された独自の処方で驚く程高い有効率の臨床例を持 っておられます。曹老師は古典の中に魚鰾(ニベ科の魚の浮き袋)が皇帝に献上する貢物として珍重され、又清の時代には滋養品として食され、近代では高品質のコラーゲンや亜鉛、鉄分、セリン等が豊富な滋養栄養の効果がある事も解明されている事に着目されました。
曹老師が開発に助言・協力援助された「海精宝」には主成分として魚鰾、枸杞子、その他に「マカ」等が配合されています。近年の薬理研究では魚鰾は精子にエネルギーを提供する作用が解明されています。枸杞子は中国の諺に「離家千里、勿食枸杞」(家より遠く千里も離れた者は精力がつき過ぎると困るので枸杞を食べてはいけない)と伝えられた代表的な強壮剤です。
マカは男性ホルモンの産生を促進する事で知られます。T市のSさんは42才、身長170cm、体重67kg、2007年5月の検査で乏精子症、精子無力症と診断されました。自覚症状は精力減退、過剰なストレスに依る不眠症を訴えられています。精子数を増やし、活動力を増強させる事を目標に「海精宝」「参馬補腎丸」自律神経のバランスを整える「桂枝加竜骨牡蛎湯」を服用し症状が改善され翌年2月の人工授精時には妊娠につながりました。




